モンスターカスタマーへのクレーム対応～弁護士相談でのメリットと適切な対応策 | 【兵庫・神戸・明石・姫路等】トラブルを未然に防ぐ企業法務のパートナー「中村法律事務所」

昨今、話題となっているモンスターカスタマーのクレームについては、早期に弁護士に相談された方が良いと思います。その上で適切な対応策をさぐっていくべきであると思います。

このページの目次

１　モンスターカスタマーのクレーム対応について弁護士相談のメリット

特に、「モンスター」となってしまっている以上、原因を作ったみなさまが全て憎いとなってしまっている可能性も低くありません。そうなると対応することだけでマイナスになりかねません。

対応に苦慮するようになった場合は相談場所として弁護士を利用して頂くこと、弁護士を窓口として利用して頂くことをご検討ください。

この種の「モンスター」と呼ばれる方は、言いたいことを喋ってヒートアップしていることが少なくありません。それこそ、弁護士が淡々と事実を確認して、整理するとそれだけで落ち着くことも少なくありません。

また、弁護士が感情的にやっているのでなく、事実関係の整理をやっていることを伝わるように対応することで解決の機運が高まります。

また、弁護士が問題の解決を進める際は、ある程度の期限等を決めて進めることが多く（逆に言えば、そこまでで終わらなければ次の手段をお勧めします）、延々と「モンスターカスタマー」と呼ばれる方の対応に追われることが無くなります。

それこそ、対応先を弁護士に一本化することでそれにも関わらず、直接対応を要請されるようなことがあった場合は、しかるべき方法をとることも検討しなければいけません。

また、完全に従業員の対応から解放することで、モンスターカスタマーによる対応が苦痛であるといった理由での退職を防ぐことが出来ます。

結局この種のモンスターカスタマーは、何を言ってもうまく進展しないことが多いです。そうなることも見越してあまり時間を使い過ぎず早い段階で弁護士に相談し、やれることが無くなった段階で弁護士に依頼することで従業員やみなさまの時間浪費を防いで頂ければと思います。

もはや「モンスター」と呼ばれる状態の方に適切な対応というのは難しいですが、以下の方法で順次対応されることをお勧めします。

この種の方については、相談先として弁護士をおいて頂き対応するのが一つですが、それでも正直対応については骨の折れる作業です。まず相談先として確保している弁護士に確認した方法を試して、無理であれば早急に弁護士へ対応を依頼されることをお勧めします。

弁護士に依頼を行うと逐一その状況の確認を受けながら進めることになります。ただ、この種の事案はヒートアップが時間と共に収まることも少なくありませんので弁護士と進行についても相談されることが必要です。

モンスターカスタマーが相当強度であることが多いですが、クレームを繰り返すだけであれば、正直法的手段を行う必要は少ないと思います。ただ、これが業務を妨害するものであったり、脅迫に類するものに該当したりするようであれば、しかるべき対応をすべきです。

昨今で話題となっているような強度のモンスターカスタマーの被害に遭ってしまう場合は、早急に弁護士と相談し法的手段も含めて検討すべきです。

解決に至ればまだよいですが、結局時間ばかりかかってしまうという可能性も十分考えられてしまいます。そうならない為にも、お気軽に弁護士に相談の上、対応をご検討されることを強くお勧めします。